DCソレノイドの構造


(『正しい制御機器の使い方 ソレノイド編』より抜粋)

◆2.1)一般的構造と部品名称:

 一般的に図2−1に示すとおり、強磁性体である可動鉄芯(プランジャー)(B)と固定鉄芯(C)を磁芯とし、絶縁材料で形成されたボビン(D)に絶縁銅線を巻いて、電流を流すことにより磁気を発生するコイル(E)と、このコイルにより発生した磁気を効率よく通す磁気回路の、強磁性体からなるフレーム(@)、フロントフレーム(A)からなり、可動鉄芯をスムーズに可動させるために、可動鉄芯の外径より多少大きい内径を有し、ガイドの役目をする非磁性体パイプ(F)で構成されている。

 但し、寿命の観点から不要と判断される場合は、ガイドパイプを有しないことがあります。詳しくは、技術資料を御覧頂くか、弊社営業部までお問い合わせ下さい。

部品名称
1
フレーム
2
フロントフレーム
3
可動鉄芯(プランジャー)
4
固定鉄芯
5
ボビン
6
コイル(銅線)
7
ガイドパイプ


◆2.2)ソレノイドの作動方式:

 負荷機構に対して、これを駆動するソレノイドには主に引張型:プル方式、押出型:プッシュ方式の2種類がある。

 プル型は可動鉄芯の復旧のストッパーはないが、プッシュ型はソレノイドの可動鉄芯及びこれに連結した軸(プッシュバー)にてストッパーを持つことが出来る。しかし、双方を比較して吸引力がより大きいプル型が一般には数多く使用されている。

◆2.3)可動鉄芯のジョイント方式:

 ソレノイドと機構部を連結するためには、可動鉄芯と機構部を機械的に連結するが、機構部の構造によって種々の取り付け方法が考えられる。下図「可動鉄芯のジョイント方式」は、従来から使用されている各種方式を示したものである。

 一般的には図中の「スリ割り式」と称する、可動鉄芯の頭部に溝を設け、この溝に直角に穴を貫通させた構造のものが数多く使用されているが、使用上に於いて機構部と可動鉄芯の運動が各々の中心線上で動作するような連結方法が理想的であり、これを考慮して機構部の設計を行い、これに適合する可動鉄芯の頭部形状を有するソレノイドを選択すべきである。