応用例 電子錠向け


ここではソレノイド応用例として、電子錠向けソレノイドを取り上げます。

あくまで応用例としての記載です。ご検討の際は別途、打ち合わせが必要です。なお、新規に金型が必要になる場合もあります。

電子錠向けソレノイドには大きく分けて以下の二種類があります。

・通電時施錠(無通電時解錠)

  • ソレノイドの電源をONにした時に鍵が掛かる物。

  • 電源OFFで鍵が開きます。


・通電時解錠(無通電時施錠)

  • ソレノイドの電源をOFFにした時に鍵が掛かる物。

  • 電源ONで鍵が開きます。


以下にそれぞれの参考図を示します。(簡略化した図面であり、実際に生産した製品とは異なります)


・通電時施錠(無通電時解錠) 


  • ソレノイドの電源をONにした時に鍵が掛かる物。

  • 電源OFFで鍵が開きます。(ソレノイド内蔵スプリングでの動作です)

 ※鍵が開いている時間が、鍵が掛かっている時間より長い場合はこちらをご検討ください。

 ※停電時にも鍵が開きますので、停電時に開かないと困る場合はこちらをご検討ください。



デッドボルト一体型(デッドボルトが可動鉄芯と一体になっている物)

 利点としては省スペース、低コストが上げられます。

 デッドボルトと可動鉄芯が一体になっている為、デッドボルトに大きな負荷が掛かる用途には不向きです。


デッドボルト分離型

 デッドボルトと可動鉄芯が分離(可動鉄芯に取り付けたプッシュバーでデッドボルトを押す)していますので、デッドボルトに負荷が掛かってもソレノイドへは負荷が掛かりません。

 外形寸法は大きくなり、コストも上昇します。


・通電時解錠(無通電時施錠)

  • ソレノイドの電源をOFFにした時に鍵が掛かる物。

  • 電源ONで鍵が開きます。(ソレノイド内蔵スプリングでの動作です)

 ※鍵が掛かっている時間が、鍵が開いている時間より長い場合はこちらをご検討ください。

 ※停電時にも鍵が掛かっていますので、停電時に開いてしまうと困る場合はこちらをご検討ください。



デッドボルト一体型(デッドボルトが可動鉄芯と一体になっている物)

 利点としては省スペース、低コストが上げられます。

 デッドボルトと可動鉄芯が一体になっている為、デッドボルトに大きな負荷が掛かる用途には不向きです。


デッドボルト分離型

 デッドボルトと可動鉄芯が分離(スプリングピンでの連結)していますので、デッドボルトに負荷が掛かってもソレノイドへは負荷が掛かりません。

 外形寸法は大きくなり、コストも上昇します。

自己保持型ソレノイドの場合は下記のようになります。


・ソレノイド吸引時施錠

  • 吸引コイルに通電し、吸引後に電源OFFでソレノイド内蔵の永久磁石により施錠維持となります。

  • 復帰コイルに通電し、復帰後に電源OFFでソレノイド内蔵のスプリングにより解錠維持となります。

 ※施錠時に停電の場合、鍵が掛かったままになります。解錠時に停電の場合、鍵が開いたままになります。

 ※自己保持型ソレノイドの場合、固定鉄芯に貫通穴を開けてプッシュバーを取り付けることが難しい(保持力低下にて永久磁石での吸着維持が困難)為、下図のようになります。採用例は少ないです。


・ソレノイド復帰時施錠

  • 復帰コイルに通電し、復帰後に電源OFFでソレノイド内蔵のスプリングにより施錠維持となります。

  • 吸引コイルに通電し、吸引後に電源OFFでソレノイド内蔵の永久磁石により解錠維持となります。

 ※施錠時に停電の場合、鍵が掛かったままになります。解錠時に停電の場合、鍵が開いたままになります。

自己保持型ソレノイドについての補足

 自己保持型ソレノイドは、ソレノイド内部に永久磁石を装備し、吸着後電源をオフにしても可動鉄芯の吸着状態を保持し、又、復帰の際は、吸引と逆パルス信号又は、復帰側コイルへのパルス信号により復帰する省電力型ソレノイドです。

 ★特長

  • 吸引時に永久磁石のアシストがあるため、通常品に比べて吸引力が強力である。

  • 吸着時に電力が不要なため、コイルの温度上昇がほとんどない。

  • パルス電流で吸引・復帰する。

 下図は三線式自己保持型ソレノイドの結線図です。スイッチ切り替えにて吸引コイルと復帰コイルへの通電を切り替えます。(通常のソレノイドと同じ二線式の場合はプラス・マイナスを逆転させる必要があります)